私はホテルでバーテンダーとして勤務していたことがあった。
 

バーテンダーと聞いて
  
 

凄く飲みそう!!
 
 

なんてイメージを持たれる方も多いでしょう。
 

大抵は酒好きでガンガン飲むヤツばかりですが、中には全くの下戸なバーテンダーも居ます。

ビール1杯で顔が真っ赤になる上司もいましたもんね。
しかし腕は良かったなぁ。
 

私ですか?
 

腕はイマイチですが酒大好きで御座います( ̄ー ̄)
 

ランチタイムに仕事をしていると、後輩達からよく言われたものでした。
 











 

『Latourさん昼似合わネーwやっぱ夜の男だわwww』
 






 



馬鹿にされているんでしょうが、そのくらい夜型・酒好きな人だったようです。
 

夜の営業が終わると
 

「飯食いに行くべ」
 

なんてことがしょっちゅう有るのですが、時間は夜中の12時を過ぎており開いている店の事を考えると、“飯=居酒屋”になってしまうのですよね。
 
結局、朝日を見ながら家に帰るコースになる訳で、今じゃ考えられないほど飲んでいたんだなぁ。

今はそんな体力無いです(/ω\)


 

そんな(どんなだ?)バーテンダーのお仕事。
華やか?に見えるようですが、結構大変なのですよ。
 

基本的なことだがレシピを覚えなくてはいけない。

カクテルの数は、星の数ほどあると言われている。
全部を覚えられるはずも無く、覚える必要は無い。
 
よくオーダーされるのは数十種類である。
スタンダードカクテル、その他人気のカクテルを押さえておけば仕事に差し支えないだろう。

毎日作っていると、自然と覚えるものだ。


 

大抵はカクテル名でオーダーが来るのだが、色や味の指定でオーダーされることも多い。

  

『赤で甘いカクテル』
 

こんな感じだ。

バーテンダーそれぞれにレパートリーが豊富なので、こういう指定があるカクテルは直ぐに対応できる。
 

しかしレパートリー豊富なバーテンダーを悩ませるオーダーがたまに来る。


 

それはほぼ100%女性からのオーダー
 









 








 


 
『私のイメージでカクテル作って』
 





 









 







 


キタコレ!!
 

こいつぁ手強いです(≧∇≦)b
 

初めて来た客、しかもイキナリこのオーダーは正直困ります。
 

“アンタを見て何をイメージすればいいんじゃいヽ(`Д´)ノ”
 
 

こんな気分ではあるが客にそんなことを言えるはずも無いので、笑顔でオーダーを受けつつも頭の中は緊急会議状態!
 

“ヤベー、コイツのイメージってなんだべ?”
 

“適当に作っちまうか?”
 

頭の中は混乱しているが顔は冷静そのもの。
ホテルマンだからな( ̄ー ̄)
 

こういう場合はオリジナルカクテルを出したりすることもある。
 

「オリジナルカクテルの○○○○です。」
 

なんて言って客に出し、あとは適当にイメージを語る。

普通はこれで喜んで飲んでくれる。
 

 

しかし稀に
 







 

『そうかなぁ・・・』
 







 

って感じでお気に召さない客も居る。
 

こういうのってね難しいんですよ( ´〜`)
 

初対面でイキナリ『イメージして』とかって勘弁ね!!
 

ドラマの見すぎじゃネーの?って感じッス。
 

 

まぁ私は未熟者でしたからねぇ・・・。

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