またもや外国人客の話。
 

日曜日の夜は客があまり来ず暇である。

その日の私はバーカウンター担当。
ホールからたまに入るオーダーをこなし、のんびりと過ごしていた。

すると欧米人と思われる男性客が1人で来店しカウンター席へ座った。
 
  

“あちゃ〜外国人来たよ。苦手なんだよなぁ〜”
 
 

ホテルマンなのに英語が苦手な私・・・。
難しい質問をされなければなんとかなりますがね(/ω\)
 

彼はとりあえずカクテルをオーダーし飲み干すと話し掛けて来た。
 
 

『ヘイ!Ginは何が置いてあるんだい?』
 
 

乏しい語学力の私ではあるが質問の意味は分かった。

下手な英語で答えるよりも実物を見せた方が良いと思い、Ginを彼の前に並べることにした。
 

店には5〜6種類のGinが置いてあっただろうか。

フリーザーで冷やしてあるので次々とGinを取り出し並べた。
 

すると彼は

















 












『イエーーーース!!イエス!』







 




 

と大声で叫びながら諸手を突き上げ立ち上がった!
 

私は一瞬何が起こったか分からなかったが、どうやら彼のお目当てのGinが見付かったようであった。

彼が探していたGinはTanqueray(タンカレー)である。

Ginが好きな方ならこれは外せないだろう。
 

彼はTanquerayをストレートで飲み、満足そうにしていました。
 

外国人というのは感情表現がかなりオーバーですね〜。

日本人ではなかなか出来ないことで、ある意味羨ましい気もする。

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